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東京の感染者が3000人を超えた。

ワクチンを打ちたくないという「若者」と話をすることがあるけれど、彼ら彼女らはもう社会に期待していないんだと思う。自分の身は自分で守らなければならない。誰も助けてくれない。ぜんぶ自分の責任になる。

接種後の副反応で身動きがとれなくなったら、仕事やバイトを休んだら、迷惑がかかる、手元のお金が少なくなる。なによりワクチン接種して、もしも身体に不調が残ったら?肉体が「普通」じゃなくなったら?通常のルートから外れてしまったら?「接種を望んだのは、同意したのはあなただよね」と、そのリスクをすべて自分が背負うことになる。「普通」じゃなくなると、人よりも不利で、つらくて、何倍も努力することを強いられる。そうなっても社会は助けてくれない。おしまい。そんなのは耐えられない。だから、いろいろな「リスク」を考えた結果、ワクチン接種はしません、そう考えているのだろうか。若者だけではなく。「普通」じゃなくなると、もう「おしまい」だという暗澹がある。わたしは「若者」と話すことが多いので、本当に申し訳がないきもちというか、ごめんなとおもう。大人が、これまでが、そうやって全く余裕のない社会をつくってきたのだなと思う。しんどいなら仕事休んでもいいよ、身体になにか不調があっても生きていける、突発的に今までと違う状況になっても、自分の「普通」が大きく変わっても、社会が助けてくれる、大丈夫だよ、そう声をかけられたらどんなにいいだろうかとおもうのに。なんのために。なんなんだろうこれは。