0730


今日は髪を切りに行った。
いつもできるだけ朝はやい時間に予約をすると決めている。9:30には店に到着していた。

いま二ヶ月に1回のペースで通っているヘアサロンの店長さんはショートカットがとてもうまいと思う。思う、というかむしろそれを売りにされておりわたしも「ショートカットがうまいなら任せたい」と判断してこの店に通うようになった。
通い始めたのは2019年から。なぜしっかり「2019年から」だと記憶しているかというと、2019年のわたしは荒れに荒れており長かった髪をばっさりショートにしたり、ひとりで一週間ほどニューヨークに行ったり、脚本を書いたりで迷走をしていた。ぐだぐだとしているうちに時は流れ翌年2020年からは感染症の拡大でぐだぐだもできなくなったわけなので、2019年にアグレッシブに突っ走っていて良かったのかもしれない。

鏡の前にいるのがほんとうに苦痛なのでヘアサロンではずっとテンションが低いのだけれど、ここのスタッフさんは客に話しかけず黙々とカットをしてくれるので良い。今回は耳を出すスタイルにしてもらった。これが似合っているのかどうかよくわからない。自分の容姿、髪の毛のかたちですら、いつまでたっても居心地が悪い。

良寛の歌に
「あは雪の中にたちたる三千大千世界(みちあふち) またその中にあは雪ぞ降る」
というのがあって、かなりSFやないかとおもった。